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2013年度:ネットワークと分散処理

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本特集号では,論文の査読が終了したものから逐次判定および結果通知を行い,最終の判定通知も11月上旬までに発送することを目的に,迅速な査読/判定を行う予定です.


論文誌ジャーナル「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集
2013年1月7日
論文誌ジャーナル編集委員会

 『ネットワークサービスと分散処理』をテーマに情報処理学会論文誌の特集号を企画しております。インターネットは情報基盤として社会に浸透し、すでに人々の生活の中で必要不可欠なものとなっています。しかしながら、インターネットは「基盤」として恒常的な存在となるには至っておらず、つねに変化を続けています。たとえばインターネットを構成する端末は、ワークステーションやPCから、携帯電話、スマートフォン、家電、センサへと広がり続け、扱われるデータ量も膨大なものとなっています。また、従来のメールやWeb等の「1 対1」「1対多」の通信から、ソーシャルネットワークなどコミュニケーションの「場」の提供まで、ネットワークサービスも多様化しています。さらにクライアント・サーバだけでなく、オーバレイネットワーク、クラウドコンピューティングといった新しい利用形態の提案も生まれ続けています。普及と発展を続けるインターネットを支える続けるためには、コンピュータやネットワーク技術の高度化に加え、領域横断的なテーマ、萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要となります。具体的には、センサやアクチュエータなどを用いた、スマートで生活環境を支える新たなネットワークサービス、個人の嗜好や状況に応じて最適なコンテンツを提示・配信するコンテンツサービス、大規模な知識情報を共有するためのコラボレーション環境、プライバシやセキュリティといった観点を含めたネットワークと社会の相互関係、従来考えられていなかった環境下での通信などのさまざまな観点からネットワークやコンピューティングの課題を明確にするとともに、物理層からアプリケーション層にいたるさまざまな技術的・社会的な課題と解決法を議論することが必要となります。

 本特集では、こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術、サービス技術、アプリケーション技術、新世代のマルチメディア処理や分散処理に関する論文を募集します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。

 なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。

対象分野:ネットワークサービス基盤,クラウドコンピューティング,オーバレイネットワーク,P2P,セキュリティアーキテクチャ,センサネットワーク,遅延耐性ネットワーク,ネットワーク構造解析,Web・Blog通信の解析,ネットワーク計測,Webサービス/サービス工学,ユビキタスネットワーク,ネットワークアーキテクチャ/プロトコル,経路制御,分散コンピューティング/アルゴリズム/オブジェクト/エージェント/データベース,シームレスコミュニケーション,シームレスコンピューティング,マルチメディア,分散処理に関連した領域全般,高速広帯域通信/品質制御/セキュリティ,アクセス/モバイル/アドホックネットワーク,情報システム,情報検索,データ/Web/テキストマイニング,マルチメディア通信/処理/システム/アプリケーション,オンラインゲーム,グリッドコンピューティング,クラスタ,固定・移動端末連携,通信・放送融合,3次元仮想空間,ソーシャルコンピューティング等


投 稿 要 領

(1)論文の執筆要領

  • 「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2012年9月改訂版, PDF)によります。
  • 論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
    https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do
  • 論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
    https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do

    論文募集の英語版はhttp://www.ipsj.or.jp/english/jip/cfp/14-Z.htmlのページよりご覧ください。

(2)査読手続き

  • 通常の論文誌ジャーナル投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際しあらかじめご了承ください。

(3)投稿締切   2013年5月7日  2013年5月14日(延長されました)

(4)特集号予定  2014年2月号

(5)掲載料に関する補足

  • 採択された日本語の論文は規定の掲載料が必要になりますが,英語論文の掲載料は必要ありません.情報処理学会では2010年8月1日から2013年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています.

(6)特集号編集委員

  • 編集委員長:谷口 秀夫 (岡山大学)
  • 幹   事:重安 哲也 (県立広島大学)
  • 委   員:
    勝本 道哲 (勝本総研/奈良先端大学院大学),加藤 由花 (産業技術大学院大学),藤田 茂 (千葉工業大学),串田 高幸 (日本アイ・ビー・エム),木谷 友哉 (静岡大学),田上 敦士 (KDDI研究所),乃村 能成 (岡山大学),野呂 正明 (富士通研究所),吉廣 卓哉 (和歌山大学),安達 直世 (関西大学),稲村 浩 (NTTドコモ),上原 稔 (東洋大学),金井 敦 (法政大学),後藤 真孝 (東芝),小西 琢 (NEC),笹井 一人 (東北大学),佐藤 永欣 (岩手県立大学),佐藤 文明 (東邦大学),重野 寛 (慶應義塾大学),白石 陽 (公立はこだて未来大学),寺西 裕一 (NICT),中嶋 卓雄 (東海大学),檜垣 博章(東京電機大学),廣森 聡仁 (大阪大学),山中 仁昭 (広島国際大学),横山 和俊 (高知工科大学)

以上