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第141回DPS研究会推薦論文(2009.11)

記事の分類: 

題目:自律的無線ネットワークを用いた被災情報提供システム -被災地域の地形を考慮した無線ノード置局アルゴリズムの提案‐
著者:大瀧龍(山口大),重安哲也(広島国際大),浦上美佐子(大島商船高専),松野浩嗣(山口大)
理由:
本論文は,避難所間無線ネットワークを構築する範囲の決定方法と地域特性に柔軟に対応できるアルゴリズムの検討を行った結果について述べたものである.
これまで,災害発生時の既設インフラ回復するまでの一時的な通信網として避難所間無線ネットワークを構築することが多く研究されてきたが,ネットワークを構築する範囲や個々の地域特性の違いへの対応はこれまでに十分検討されていなかった.
本論文では,被災地の地域特性に柔軟に対応できるアルゴリズムの検討を行った上で,実際に特定の都市における,提案手法の適用を試みており,その手法の適用 可能性が評価できる.
以上より本論文は推薦に値する.