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第149回DPS研究会推薦論文(2011.11)

記事の分類: 

(1)
題目: 中間表現とフレームワークを用いたWebアプリケーションのメンテナンス法の提案と評価
著者: 早川智一,長谷川慎哉,古賀祥太,疋田輝雄(明治大)
理由:
中間表現を用いたWebアプリケーションの変換法を提案し、この手法で異なる
プラットフォーム間の変換が可能であるかを評価していると共に、企業等が負
担するコストの削減効果も評価している。本研究における手法自体は比較的古
典的であるが、実際の現場の要求を反映しており、実用性の面で高い貢献が認
められる。よって、本研究会からの推薦に値する。

DPSワークショップ2011推薦論文(2011.10)

記事の分類: 

(1)
題目: Chord#における経路表の維持管理コスト削減手法
著者: 呉承彦,安倍広多,石橋勇人,松浦敏雄 (大阪市立大)
理由:
分散ハッシュ表Chordに対して順序性を保持する改良を行ったChord#に対して,finger table更新のメッセージ数
を削減する手法を提案している.提案手法では,隣接ピアの経路表の重複エントリに着目し,重複部分のメッセー
ジの削減を行っている.本研究は大規模な分散システムを構築する基本アルゴリズムとして新規性および汎用性が
高く,評価実験結果の信頼性も高い.以上からDPSワークショップ2011からの推薦論文に値する.

(2)
題目: OLSRにおけるノード故障に対応する迂回路の存在を保証する広告リンク選択手法
著者: 湯川陽平,吉廣卓哉 (和歌山大)
理由:
MANETにおける迂回制御プロトコルOLSRでは,経路を広告する際のトポロジに障害時の迂回を行うための冗長性が
不十分である.本論文では,広告リンク選択アルゴリズムに工夫を行い,任意の1ノードの障害時にも迂回路が保
証されるような手法を提案している.本研究は,無線移動体通信の重要な技術に着目しており,理論的検討とシミュ
レーションの両面から評価が行われていることから,内容の信頼性も高い.以上からDPSワークショップ2011から
の推薦論文に値する.

(3)
題目: 2耐故障RAIDの性能評価
著者: 中村祐司、上原稔(東洋大)
理由:
本論文では,多数のディスクから構成される大規模ストレージ環境における信頼性と高速性を備えた2耐故障の
RAID4RDPを提案し,著者らが開発したツールキット上に実装した結果について述べている.提案手法は,従来の
分散してパリティを格納する手法に対して,行パリティおよび対角パリティの双方を用いパリティ専用ディスク
にパリティを格納することで,ソフトウェアRAIDにおいても効率的に動作することが特徴である.本論文の提案
手法は,近年高まる大規模分散ストレージ技術の基礎研究として有用性が高い.また,評価実験により既存の手
法との優位性も示されている.以上から,本論文はDPSワークショップ2011からの推薦論文に値する.

DICOMO2011年シンポジウム推薦論文(2011.07)

記事の分類: 

(1)
題目: オーバレイネットワーク上でアプリケーションサービスを実行するプラットフォームの設計と実装
著者: 境裕樹,廣森聡仁,山口弘純,東野輝夫(阪大)
理由:
提案手法の解の精度や分散実行方針の比較等については今後の検討を期待するが,サービスオーバレイを
形式的に記述し,最適な割当ノードを選択する方法を提案し,PlanetLab上で評価しており,完成度の高い
論文である.よって,本論文は推薦に値する.

第146回DPS研究会推薦論文(2011.03)

記事の分類: 

(1)
題目: 仮想デスクトップ配置アルゴリズムに関する検討
著者: 小西琢(NEC), 吉廣卓哉(和歌山大)
理由:
仮想マシンを複数の仮想化サーバ上に配置する環境において,仮想化
サーバのリソースを有効に活用するための仮想デスクトップ配置アルゴリズムを提
案している.提案アルゴリズムは,各仮想デスクトップの資源使用量が一定の周期
であるパターンを示すことに注目し,この特性を利用して仮想デスクトップの配置
を行う.シミュレーションによる性能評価により有効性が示されており,有用性の
高さが認められる.よって,本研究会からの推薦に値する.

(2)
題目: Network-based Local Mobility Management に基づく移動ネットワークプロトコルの実装と評価
著者: 有田哲也, 寺岡文男(慶大)
理由:
Network-based Local Mobility Managementに基づく移動ネットワーク
プロトコルとして,従来技術の問題点であるトンネリングによるヘッダオーバヘッ
ドを抑制するプロトコルを提案している.また,提案プロトコルを実装し,既存プ
ロトコルとの性能評価により,その有効性を示している.プロトコル設計、動作検
証ともに十分に行われており,標準化に向けた活動を行っているなど,その有用性
は非常に高い.よって,本研究会からの推薦に値する.

第145回DPS研究会推薦論文(2010.11)

記事の分類: 

(1)
題目: マルチメディアコミュニケーションのQoSを確保するための実時間可用帯域推定方式
著者: 大芝崇,中島一彰(NEC)
理由:
本論文では、エンド端末間の可用帯域を実時間で推定する新しい手法を提案し,
シミュレーションにより,既往の手法である pathChirpとの比較評価を行っている.
シンプルではあるが有用な手法であり,推薦論文に値する.

(2)
題目: Webラッパのアグリゲーションサービスへの適用と評価
著者: 中野雄介(NTT),寺西祐一,西尾章治郎(阪大)
理由:
本論文では,アグリゲーションサービスの作成,保守にかかる費用を削減するために,
Webアプリケーションから生成されたHTML ファイルの構造変化に自動追従するWeb
ラッパを提案している.有用性の高い自動化手法が提案されており,コンフィグファイル
における設定要素であるXpathを自動再生成するアイディアも興味深い.
以上より,本論文は推薦論文に値する.

DPSワークショップ2010推薦論文(2010.10)

記事の分類: 

(1)
題目: 無線マルチホップ配送における無線ノード位置広告手法
著者: 尾根田倫太郎, 桧垣博章(電機大)
理由:
無線ノード間の隣接関係のみを用いて,隣接関係を
保存する無線ノード配置を推定する手法を提案している.提案では,無線ノードが
隊列を成して移動するモデル(車載ノード列など)を対象として,
無線ノード配置順序と各無線ノード間距離の範囲を求めるアルゴリズムを
示し,無線ノード対間の隣接関係を表す不等式を直接用いて配置推定する
アルゴリズムに比べてより少ない計算量しか要しないことを示している.
以上より,DPSWSからの推薦論文に値する.

(2)
題目: 低信頼無線アドホックネットワークのためのFACEプロトコルの拡張
著者: 桧垣博章(電機大)
理由:
FACEプロトコルの中で,ブロードキャストされる位置情報通知メッセージが
紛失可能である前提では,メッセージがループ配送されることがあるが,これを解決
するためにブラックリスト手法と,中継禁止領域に含まれていても中継可能なノード
IDからなるホワイトリスト手法を提案し改善を示している.
以上より,DPSWSからの推薦論文に値する.

(3)
題目: 中間表現とフレームワークを用いたWebアプリケーション変換
著者: 早川智一, 長谷川慎哉, 疋田輝雄(明大)
理由:
農業技術の形式化のために,多種多用な環境データを測定できる高密度無線
センサネットワークを構築し,データ収集を行った上で,ネットワークの信頼性と測定精度
という2つの観点から性能を評価しており,情報処理技術としてのみならず,農業分野での
利用が期待できるなど,発展の期待される研究であり,DPSWSからの推薦論文に値する.

2013年度:ネットワークと分散処理

記事の分類: 

本特集号では,論文の査読が終了したものから逐次判定および結果通知を行い,最終の判定通知も11月上旬までに発送することを目的に,迅速な査読/判定を行う予定です.


論文誌ジャーナル「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集
2013年1月7日
論文誌ジャーナル編集委員会

 『ネットワークサービスと分散処理』をテーマに情報処理学会論文誌の特集号を企画しております。インターネットは情報基盤として社会に浸透し、すでに人々の生活の中で必要不可欠なものとなっています。しかしながら、インターネットは「基盤」として恒常的な存在となるには至っておらず、つねに変化を続けています。たとえばインターネットを構成する端末は、ワークステーションやPCから、携帯電話、スマートフォン、家電、センサへと広がり続け、扱われるデータ量も膨大なものとなっています。また、従来のメールやWeb等の「1 対1」「1対多」の通信から、ソーシャルネットワークなどコミュニケーションの「場」の提供まで、ネットワークサービスも多様化しています。さらにクライアント・サーバだけでなく、オーバレイネットワーク、クラウドコンピューティングといった新しい利用形態の提案も生まれ続けています。普及と発展を続けるインターネットを支える続けるためには、コンピュータやネットワーク技術の高度化に加え、領域横断的なテーマ、萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要となります。具体的には、センサやアクチュエータなどを用いた、スマートで生活環境を支える新たなネットワークサービス、個人の嗜好や状況に応じて最適なコンテンツを提示・配信するコンテンツサービス、大規模な知識情報を共有するためのコラボレーション環境、プライバシやセキュリティといった観点を含めたネットワークと社会の相互関係、従来考えられていなかった環境下での通信などのさまざまな観点からネットワークやコンピューティングの課題を明確にするとともに、物理層からアプリケーション層にいたるさまざまな技術的・社会的な課題と解決法を議論することが必要となります。

 本特集では、こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術、サービス技術、アプリケーション技術、新世代のマルチメディア処理や分散処理に関する論文を募集します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。

 なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。

対象分野:ネットワークサービス基盤,クラウドコンピューティング,オーバレイネットワーク,P2P,セキュリティアーキテクチャ,センサネットワーク,遅延耐性ネットワーク,ネットワーク構造解析,Web・Blog通信の解析,ネットワーク計測,Webサービス/サービス工学,ユビキタスネットワーク,ネットワークアーキテクチャ/プロトコル,経路制御,分散コンピューティング/アルゴリズム/オブジェクト/エージェント/データベース,シームレスコミュニケーション,シームレスコンピューティング,マルチメディア,分散処理に関連した領域全般,高速広帯域通信/品質制御/セキュリティ,アクセス/モバイル/アドホックネットワーク,情報システム,情報検索,データ/Web/テキストマイニング,マルチメディア通信/処理/システム/アプリケーション,オンラインゲーム,グリッドコンピューティング,クラスタ,固定・移動端末連携,通信・放送融合,3次元仮想空間,ソーシャルコンピューティング等


投 稿 要 領

(1)論文の執筆要領

  • 「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2012年9月改訂版, PDF)によります。
  • 論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
    https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do
  • 論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
    https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do

    論文募集の英語版はhttp://www.ipsj.or.jp/english/jip/cfp/14-Z.htmlのページよりご覧ください。

(2)査読手続き

  • 通常の論文誌ジャーナル投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際しあらかじめご了承ください。

(3)投稿締切   2013年5月7日  2013年5月14日(延長されました)

(4)特集号予定  2014年2月号

(5)掲載料に関する補足

  • 採択された日本語の論文は規定の掲載料が必要になりますが,英語論文の掲載料は必要ありません.情報処理学会では2010年8月1日から2013年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています.

(6)特集号編集委員

  • 編集委員長:谷口 秀夫 (岡山大学)
  • 幹   事:重安 哲也 (県立広島大学)
  • 委   員:
    勝本 道哲 (勝本総研/奈良先端大学院大学),加藤 由花 (産業技術大学院大学),藤田 茂 (千葉工業大学),串田 高幸 (日本アイ・ビー・エム),木谷 友哉 (静岡大学),田上 敦士 (KDDI研究所),乃村 能成 (岡山大学),野呂 正明 (富士通研究所),吉廣 卓哉 (和歌山大学),安達 直世 (関西大学),稲村 浩 (NTTドコモ),上原 稔 (東洋大学),金井 敦 (法政大学),後藤 真孝 (東芝),小西 琢 (NEC),笹井 一人 (東北大学),佐藤 永欣 (岩手県立大学),佐藤 文明 (東邦大学),重野 寛 (慶應義塾大学),白石 陽 (公立はこだて未来大学),寺西 裕一 (NICT),中嶋 卓雄 (東海大学),檜垣 博章(東京電機大学),廣森 聡仁 (大阪大学),山中 仁昭 (広島国際大学),横山 和俊 (高知工科大学)

以上

2013年度運営委員

記事の分類: 


氏名 所属
主査
勝本 道哲 勝本総研
幹事
山室 雅司 NTTソフトウェア(株)
藤田 茂 千葉工業大学
新保 宏之 (株)ATR
乃村 能成 岡山大学
運営委員
片山 徹郎 宮崎大学
小西 琢 NEC
笹井 一人 東北大学
白石 陽 公立はこだて未来大学
長谷川 剛 大阪大学
吉廣 卓哉 和歌山大学
池田 誠 福岡工業大学
稲村 浩 (株)NTTドコモ
井上 亮文 東京工科大学
今井 信太郎 岩手県立大学
加藤 丈和 京都大学
後藤 真孝 (株)東芝
柴田 直樹 奈良先端科学技術大学院大学
寺島 美昭 三菱電機(株)
廣森 聡仁 大阪大学
山中 仁昭 広島国際大学
山本 眞也 山口東京理科大学
横山 正典 日本電信電話(株)
米山 清二郎 (株)東芝
安達 直世 関西大学
植田 和憲 高知工科大学
内田 法彦 埼玉工業大学
小島 俊輔 熊本高等専門学校
木下 真吾 日本電信電話(株)
重安 哲也 県立広島大学
清水 淳也 日本IBM(株)
中沢 実 金沢工業大学
中島 一彰 日本電気(株)
桧垣 博章 東京電機大学
藤井 章博 法政大学
棟朝 雅晴 北海道大学
山際 基 山梨大学
横山 和俊 高知工科大学
羽田 明生 鉄道総合技術研究所
上坂 大輔 (株)KDDI研究所
木谷 友哉 静岡大学
木原 民雄 昭和女子大学
斉藤 裕樹 明治大学
真部 雄介 千葉工業大学
   
DPSアドバイザ
白鳥 則郎 東北大学
滝沢 誠 成蹊大学
宮部 博史 東京理科大学
東野 輝夫 大阪大学
櫻井 紀彦 NTTソフトウェア(株)
串田 高幸 日本IBM
水野 忠則 愛知工業大学
柴田 義孝 岩手県立大学
桧垣 博章 東京電機大学
玉置 政一 NTTデータ北京
佐藤 文明 東邦大学
木原 民雄 昭和女子大学
重野 寛 慶應義塾大学
西山 智 NICT
寺西 裕一 NICT/大阪大学
明石 修 日本電信電話(株)
菅沼 拓夫 東北大学
田上 敦士 (株)KDDI研究所
加藤 由花 東京女子大学
   
DPSシニアメンバ
佐藤 一郎 国立情報学研究所
バロリ レオナルド 福岡工業大学
藤巻 貴宏 富士ゼロックス
松倉 隆一 富士通研究所
安田 豊 京都産業大学
渥美 幸雄 専修大学
浦上 美佐子 大島商船高専
郷 健太郎 山梨大学
原 隆浩 大阪大学
安本 慶一 奈良先端科学技術大学院大学
板谷 聡子 独立行政法人情報通信研究機構
榎戸 智也 立正大学
大崎 博之 大阪大学
高橋 修 公立はこだて未来大学
西木 健哉 日立製作所システム開発研究所
林原 尚浩 京都産業大学
Bernady Apduhan 九州産業大学
池田 哲夫 静岡県立大学
栄藤 稔 (株)NTTドコモ
神崎 映光 大阪大学
小塚 宏 三菱電機(株)
佐藤 永欣 岩手県立大学
杉田 薫 福岡工業大学
土屋 隆司 (財)鉄道総合技術研究所
中村 素典 国立情報学研究所
村井 信哉 (株)東芝
山口 弘純 大阪大学
新井 克也 NTTアドバンステクノロジ(株)
上原 稔 東洋大学
岡下 綾 日本電気(株)
金井 敦 法政大学
菊池 浩明 東海大学
北形 元 東北大学
坂田 匡通 (株)日立製作所
三部 靖夫 (株)NTTデータ
清水 周一 日本アイ・ビー・エム(株)
清水 將吾 産業技術大学院大学
滝沢 泰久 関西大学
中嶋 卓雄 東海大学
野末 道子 (財)鉄道総合技術研究所
橋本 浩二 岩手県立大学
松野 浩嗣 山口大学
岩本 健嗣 富山県立大学
今野 将 千葉工業大学
野呂 正明 (株)富士通研究所
峰野 博史 静岡大学
   

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