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第156回DPS研究会(2013年9月,金沢工業大学)

記事の分類: 

第156回 マルチメディア通信と分散処理研究会(DPS)
主査:勝本 道哲 (勝本総合研究所)
幹事: 山室 雅司(NTTソフトウェア),藤田 茂 (千葉工業大学),
新保 宏之(KDDI研究所),乃村 能成 (岡山大学)

第89回グループウェアとネットワークサービス研究会(GN)
主査: 市村 哲 (東京工科大学)
幹事: 市川 裕介 (NTT), 岡本 昌之(東芝),
金井 秀明 (北陸先端大学), 吉野 孝(和歌山大学)

第61回電子化知的財産・社会基盤研究会(EIP)
主査: 山下 博之 (情報処理推進機構)
幹事: 金子 格 (東京工芸大学),小向 太郎 (情報通信総合研究所)
須川 賢洋(新潟大学), 上椙 英之 (神戸学院大学)

(併催)
電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会(CQ)
電子情報通信学会 モバイルネットワークとアプリケーション研究会(MoNA)

プログラム担当:
 山中 仁昭 (広島国際大学)
 吉野 孝(和歌山大学)
 小向 太郎(情報通信総合研究所)

会場担当:
  中沢 実(金沢工業大学)

     合同研究発表会の参加募集
    
表記の研究発表会を下記のとおり開催いたします.
奮ってご参加のほどよろしくお願い申し上げます.

           記

日時:平成25年9月11日(水)~13日(金)
場所:金沢工業大学 扇が丘キャンパス
〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1
連絡先(代表):076-248-1100
アクセス:http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html

テーマ:協調システム, マルチメディア通信及びそれらの技術の社会的側面
(ただし必ずしもこれらに限定しません)

------------------------------------------------------------
◆懇親会のご案内◆
下記の要領で懇親会を開催致します.皆様,是非ご参加ください.

日時:2013年9月12日(木)18:30~20:00
場所:金沢工業大学 扇が丘キャンパス 27号館1F
会費:2500円(一般),1500円(学生)
------------------------------------------------------------

プログラム
※★のついている原稿は,電子情報通信学会と情報処理学会で共有になります.

【9月11日(水)】
●Session 1(14:00~15:15 23号館218教室)
DPS-1(情報探索)/ GN-1 座長:乃村 能成(岡山大学)
 (1) 動画コンテンツデータセットの動画メタデータおよびタグ情報の解析 ― ニコニコデータセットを用いて ―
    黒瀬 浩(金沢工業大学),山田 茂樹(国立情報学研究所)
 (2) Linked Dataにおけるリンク修復の際の効率的なブロッキング手法の提案
    清水 小太郎,児玉 英一郎,王 家宏,高田 豊雄(岩手県立大学大学院ソフトウェア情報学研究科)
 (3) 協調学習の成功要因に基づくプロジェクトベース学習のチーム特性分析
    羽山 徹彩(金沢工業大学)

●Session 2(15:30~17:10 23号館218教室)
DPS-2(情報抽出・管理システム) 座長:上坂 大輔(KDDI研究所)
 (4) カレンダ情報の整理に関する提案
    吉井 英人,乃村 能成,谷口 秀夫(岡山大学大学院自然科学研究科)
 (5) Indexer Bullet におけるノンブロッキング同期による並列実行方式
    藤田 昭人(IIJイノベーションインスティテュート),石橋 勇人(大阪市立大学)
 (6) ビジュアルオドメトリの前処理としての歩行者除外手法の検討
    山崎 達郎,藤田 茂(千葉工業大学情報科学部情報工学科)
(36)外国語学習と迷路ゲームを融合したデジタルアプリケーションの構築
     郭 清蓮(金沢工業大学)

【9月12日(木)】
●Session 3(9:00~10:15 23号館218教室)
DPS-3(センサネットワーク応用) 座長:井上 亮文(東京工科大学)
 (7) Reteアルゴリズムを用いた家庭内エネルギー管理システムの複数スマートタップによる実装
    川上 朋也(神戸大学大学院工学研究科),義久 智樹(大阪大学サイバーメディアセンター),藤田 直生,塚本 昌彦(神戸大学大学院工学研究科)
 (8) ホップ数を考慮した P2P 型センサデータストリーム配信システムの配信遅延に関する評価
    石 芳正(大阪大学サイバーメディアセンター),川上 朋也(神戸大学大学院工学研究科),
    義久 智樹(大阪大学サイバーメディアセンター),寺西 裕一(情報通信研究機構/大阪大学サイバーメディアセンター)
 (9) A Proposal of Cooperative Malicious Behavior Node Isolation Mechanism for Wireless Sensor Networks
    Ailixier Aikebaier,Jibiki Masahiro,Teranishi Yuuichi,Nishinaga Nozomu(NICT)

●Session 4(10:30~12:10 23号館218教室)
DPS-4(無線通信アルゴリズム)/ GN-2 座長:羽田 明生(鉄道総合技術研究所)
 (10) 異方性トポロジにおける無線センサネットワークのノード位置推定方式
    高島 優斗(関西大学大学院 理工学研究科),滝沢 泰久,安達 直世(関西大学 環境都市工学部)
 (11) 移動通信環境における複合アクセスネットワーク制御方式とその基本性能評価
    野田 健太朗(関西大学大学院 理工学研究科),安達 直世,滝沢 泰久(関西大学 環境都市工学部)
 (12) 残電力量の異なるセンサノード群のためのIRDT-GEDIR
    熊谷 翔,桧垣 博章(東京電機大学)
 (13) 言語獲得と知識獲得を支援するタブレット・メディア―聴覚障害児のコミュニケーションから―
    柴田 邦臣(大妻女子大学),阿由葉 大生(東京大学大学院),服部 哲(神奈川工科大学)

●Session 5(13:15~14:45 23号館330教室)
EIP-S EIP特別セッション(社会保障・税の番号制度の実務的課題) 座長:小向 太郎(情報通信総合研究所)
 (14)社会保障・税の番号制度の実務的課題(パネルディスカッション)
     小向 太郎(情報通信総合研究所主席研究員),板倉 陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所),上田晃一朗(金沢国税不服審判所審判官),
     桶田 光一(金沢市市長公室情報政策課長),宮地 充子(北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授)
   -ブリーフィング
    ○社会保障・税番号制度の概要
      小向 太郎(情報通信総合研究所主席研究員)
    ○制度の導入に向けた課題
      板倉 陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所)
    ○番号法の納税実務への影響
      上田 晃一朗(金沢国税不服審判所審判官)
    ○番号法の行政実務における課題
      桶田 光一(金沢市市長公室情報政策課長)
    ○プライバシー保護の技術的側面
      宮地 充子(北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授)
   -パネルディスカッション 座長:小向 太郎(情報通信総合研究所)
      パネラー:上記ブリーフィングのスピーカ(5名)

●Session 6(15:00~16:30 23号館330教室)
CQ/MoNA-S CQ/MoNA特別セッション
 (15★)スマートコミュニティの行方と通信インフラがなすべきこと
     西 宏章(慶大)
 (16★)登山者電波位置探索システムの開発(仮)
     岡田 敏美(富山県立大学)

●Session 7(16:45~18:15 23号館330教室)
DPS-S DPS特別セッション 座長:勝本 道哲(勝本総合研究所)
 (17★)DPS研究会主査レポート
     勝本 道哲(勝本総合研究所)
 (18★)夢考房の紹介と仕組みについて
     浅野 泰樹,坂本 巧(金沢工業大学 夢考房)

【9月13日(金)】
●Session 8A(9:00-10:15 23号館218教室)
EIP-1 座長:板倉 陽一郎(ひかり総合法律事務所)
 (19)ビッグデータのオーナーシップに関する国際比較分析
     本庄 智也(京都大学大学院 情報学研究科),横澤 誠,木下 貴史(京都大学大学院 情報学研究科/野村総合研究所)
 (20)ビッグデータ社会における「個人データ」保護のあり方の検討 ~ナッジによる規制の提案~
     石田 茂(情報セキュリティ大学院大学)
 (21)番号制度における連携データの正確性確保について -情報品質に着目した分析-
     高梨 智治(情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科)

●Session 8B(9:00-10:15)
GN-3 座長:吉野 孝(和歌山大学 23号館221教室)
 (22)複数人同時閲覧のためのデジタルサイネージとモバイル端末の連携方式
     宮田 章裕,瀬古 俊一,青木 良輔,橋本 遼,渡辺 昌洋,井原 雅行(日本電信電話株式会社 NTTサービスエボリューション研究所)
 (23)アイスホッケー中継における選手と遠隔地ファンのアウェアネス向上支援
     赤澤 慶一(香川大学大学院工学研究科),香川 恵里奈,垂水 浩幸(香川大学工学部),林 敏浩(香川大学総合情報センター),八重樫 理人(香川大学工学部)
 (24)行列因子分解によるWebページのユーザビリティ評価値の補完
     山田 俊哉(NTTアイティ),中道 上(福山大学),松井 知子(情報・システム研究機構 数理研究所)

●Session 9A(10:30-12:10)
EIP-2 座長:小向 太郎(情報通信総合研究所 23号館218教室)
 (25)大学生の情報リテラシーに対する意識と知識に関する調査について
     相良 純一,中沢 実(金沢工業大学)
 (26)日常生活で利用するSNSでみられる名乗りについて
     折田 明子(関東学院大学 人間環境学部)
 (27)誹謗中傷問題のインターネットによる影響に関する考察
     笹川 喬介,和泉 順子(法政大学国際文化学部)
 (28)総務省「国家公務員のソーシャルメディアの私的利用に当たっての留意点」取りまとめの意義と影響
     板倉 陽一郎(弁護士・ひかり総合法律事務所)

●Session 9B(10:30-11:45 23号館221教室)
GN-4 座長:中道 上(福山大学)
 (29)インターネット空間の汚れ具合を観察するインタフェースの提案
     斉藤 典明(日本電信電話)
 (30)調査ニーズ、状況再認にどこまで検索、コンテンツの信頼をするか:コンテンツ評価、制作
     糸魚川 幸宏(ウィズダム・インク)
 (31)やさしい日本語文と機械翻訳文の理解のしやすさに対する影響要因の分析
     吉野 孝(和歌山大学),宮部 真衣(京都大学)

●Session 10(13:10-14:50 23号館218教室)
EIP-3 座長:須川 賢洋(新潟大学)
 (32)特許権侵害の判定支援システムの実験的試作に関する一考察
     安達 ほのか,平塚 三好(東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科)
 (33)パテントポートフォリオマップによる特許出願戦略に関する研究
     齋藤 陽介,平塚 三好(東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科)
 (34)スマートフォンおよびタブレットのアプリによる著作権侵害に対する基礎的な実態調査とその一考察
     平松 敬太(Photonic System Solutions/東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科),稲葉 利江子(津田塾大学),平塚 三好(東京理科大学),
     渡邉 恵理子(電気通信大学),馬場 一貴,小舘 香椎子(Photonic System Solutions)

●Session 11(15:05-16:20 23号館218教室)
EIP-4 / GN-5 座長:山下 博之(情報処理推進機構)
 (35)雇用と企業特性の最近のデータを使用したジョブマッチング上のメカニズムの推定
     金子 格(東京工芸大学)
以上

第154回DPS研究会推薦論文(2013.3)

記事の分類: 

(1)
題目:移動計画に基づくDTN通信における送信先移動計画未取得時のルーティング手法
著者:岩井正敏,桧垣博章(東京電機大学)
理由:
本論文では、移動無線ノードが移動計画を相互に交換することでネットワーク内に拡散
させ、それらの移動計画に基づいたルーティング手法を提案している。さらに、位置情
報を取得していない無線ノードについて、暫定的な送信先として固定基地局を利用する
ルーティング手法を提案している。本提案手法の有効性もシミュレーション実験におい
て検証しており、新規性のあるルーティング手法でありながら実用性が高い。以上より
本論文は推薦に値する。

(2)
題目:サーバプッシュにおけるモバイル端末のRRC状態を考慮したメッセージ配信遅延
抑制方式
著者:大西健夫,城島貴弘,中島一彰(NEC)
理由:
モバイル端末への配信時接続確立方式のサーバプッシュ型の配信において、端末のRR
C状態により遅延特性が異なることを利用したスケジューリングを提案している。また、
シミュレーションにより、15%の配信遅延抑制に効果があるこを示している。スケジ
ューリングにも新規性があり、かつ、実用上に有用な知見を読者に与えることができる
ため、推薦論文に値する。

第153回DPS研究会推薦論文(2012.11)

記事の分類: 

(1)
題目: モバイルセンサネットワーク上のエージェントを用いたデータ収集における欠損データ再収集方式
著者: ○松尾和哉,後藤啓介,神崎映光,原隆浩,西尾章治郎(大阪大学大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻)
理由:
本論文では,ユーザ参加型モバイルセンシングにおいて,ユーザ端末の移動や
ネットワーク離脱にともない欠損したセンサデータを再収集するための手法を
提案している.取得精度,トラヒック,取得待ち時間を既存手法と比較評価す
ることで提案手法の有用性を示しており,論文としての完成度も高く,学術的
に高い貢献が認められる.よって,本研究会からの推薦に値する.

DPSワークショップ2012推薦論文(2012.10)

記事の分類: 

(1)
題目: 密な基地局群の無線相互干渉調停のための空間分割スケジューリング技術
著者: 山口 弘純, 東野 輝夫 (阪大), 浦山 博史, 梅原 茂樹, 山田 雅也 (住友電気工業), 前野 誉, 高井 峰生 (スペースタイムエンジニアリング)
理由:
本論文では、無線基地局が密に設置されたり、将来的に追加設置されていくよ
うな地理空間環境において、無線資源の高い利用効率と、資源管理の容易性を
ともに達成する空間再利用型時分割多重アクセス(STDMA)スケジューリングアル
ゴリズムを提案している。本研究は、領域間の干渉を最小化する最適化問題と
して問題を定式化し、これを解くアルゴリズムを提案したうえで、実環境での
有用性を評価しており、高度なアルゴリズムでありながら実用性が高く、実用
化が期待できる。以上より本論文は推薦に値する。

(2)
題目: 空間連続データに適したモデル駆動型 P2P ネットワークの設計
著者: 牛久保 辰典, 斉藤 裕樹 (電機大), 戸辺 義人 (青山学院大), 鉄谷 信二 (電機大)
理由:
本論文では、センサネットワークよる空間連続データの分散測定を行う際に、
データの中間表現を行うモデル表現レイヤを構築し、統計モデルを元にした
空間連続データの管理を実現することで、指定された精度を保ちつつ、伝送
データを削減するモデル駆動型P2Pネットワークを提案している。提案手法は、
統計モデルを導入したセンサデータの処理を行うところに特徴があり、センサ
ネットワークにおけるデータ処理技術の向上に貢献する提案である。以上より
本論文は推薦に値する。

(3)
題目: 停止を伴うユーザの移動経路を考慮したダミーによる位置曖昧化手法
著者: 加藤 諒, 岩田 麻佑, 原 隆浩, 鈴木 晃祥 (阪大), 荒瀬 由紀, Xing Xie (マイクロソフトリサーチアジア), 西尾 章治郎 (阪大)
理由:
本論文では、ユーザ位置情報を利用した位置情報サービスにおいて、ユーザの
住所などの個人情報の露見を防ぐことを目的として、ユーザの移動時にダミー
の位置情報を生成するユーザ位置曖昧化手法を提案している。現在広く普及し
ている位置情報サービスに関わる重大な問題を扱っており、実用化が大きく期
待される技術である。以上より本論文は推薦に値する。

第152回DPS研究会推薦論文(2012.09)

記事の分類: 

(1)
題目: 秘密分散法に基づくセキュアな無線通信リンクの形成 ―狭ビーム形成の効果とその弊害―
著者: 山中仁昭(広島国際大),宮本伸一,三瓶政一(阪大)
理由:
無線LAN環境下におけるセキュリティ向上のために,秘密分散法の考え方に
基づいた指向性アンテナを用いた狭ビーム形成方式を提案している.
 また,提案方式の導入に伴い,目的ノードでの伝搬利得の減少を回避する
ための送信電力増大の弊害について評価も行っている.
 このように,提案方式の利点と併せて弊害についても公平に評価を行った
本論文は同研究分野において学術的に高い貢献が認められる.よって,
本研究会からの推薦に値する.

DICOMO2012年シンポジウム推薦論文(2012.07)

記事の分類: 

DICOMO2012プログラム委員会として,以下の4論文が推薦されました.

(1)
題目: アドホックネットワーク上の効率的なTop-k検索のためのルーティング手法
著者: 天方 大地, 佐々木 勇和, 原 隆浩, 西尾 章治郎(阪大)

(2)
題目: ユーザのPC利用時間帯を考慮したマルウェア対策ユーザサポートシステムの性能評価
著者: 川口 信隆, 余田 貴幸, 山口 演己 (日立製作所), 笠木 敏彦 (KDDI), 衛藤 将史, 井上 大介, 中尾 康二 (NICT)

(3)
題目: 商品とディスプレイの混在環境における商品選択支援方法
著者: 横山 正典, 木原 民雄 (NTT研)

(4)
題目: オーバー50Gbit/s PCクラスタ型ストリームサーバの構成法
著者: 君山 博之, 小倉 毅, 丸山 充 (NTT研)

第150回DPS研究会推薦論文(2012.03)

記事の分類: 

(1)
題目: 作業発生の規則性を扱うカレンダシステムの評価
著者: 三原俊介,乃村能成,谷口秀夫(岡山大),南裕也(NTT)
理由:
作業の周期性や関連性などの規則性を扱うカレンダシステムを提案するだけで
なく,計画立案の作業効率を評価し,提案手法の有用性を示している.提案手
法の評価について見直す必要性はあるが,システムを実際に実装して検証を行
なっており,実用性の面で高い貢献が認められる.よって,本研究会からの推
薦に値する.

(2)
題目: 階層化ドロネーオーバレイネットワークにおけるシステム制約と特徴点の粒度に基づくセンサ観測値収集手法
著者: 四之宮潤(阪大),寺西裕一(NICT/阪大),春本要,西尾章治郎(阪大)
理由:
P2Pネットワークにより接続されたセンサから効率良く観測値情報を収集する
ために,観測値の地理的な特性を利用することで,観測精度を保ちつつ,メッ
セージ数の削減を行なっている.性能評価試験もまとまっており,論文として
の完成度も高く,学術的に高い貢献が認められる.よって、本研究会からの推
薦に値する。

第149回DPS研究会推薦論文(2011.11)

記事の分類: 

(1)
題目: 中間表現とフレームワークを用いたWebアプリケーションのメンテナンス法の提案と評価
著者: 早川智一,長谷川慎哉,古賀祥太,疋田輝雄(明治大)
理由:
中間表現を用いたWebアプリケーションの変換法を提案し、この手法で異なる
プラットフォーム間の変換が可能であるかを評価していると共に、企業等が負
担するコストの削減効果も評価している。本研究における手法自体は比較的古
典的であるが、実際の現場の要求を反映しており、実用性の面で高い貢献が認
められる。よって、本研究会からの推薦に値する。

DPSワークショップ2011推薦論文(2011.10)

記事の分類: 

(1)
題目: Chord#における経路表の維持管理コスト削減手法
著者: 呉承彦,安倍広多,石橋勇人,松浦敏雄 (大阪市立大)
理由:
分散ハッシュ表Chordに対して順序性を保持する改良を行ったChord#に対して,finger table更新のメッセージ数
を削減する手法を提案している.提案手法では,隣接ピアの経路表の重複エントリに着目し,重複部分のメッセー
ジの削減を行っている.本研究は大規模な分散システムを構築する基本アルゴリズムとして新規性および汎用性が
高く,評価実験結果の信頼性も高い.以上からDPSワークショップ2011からの推薦論文に値する.

(2)
題目: OLSRにおけるノード故障に対応する迂回路の存在を保証する広告リンク選択手法
著者: 湯川陽平,吉廣卓哉 (和歌山大)
理由:
MANETにおける迂回制御プロトコルOLSRでは,経路を広告する際のトポロジに障害時の迂回を行うための冗長性が
不十分である.本論文では,広告リンク選択アルゴリズムに工夫を行い,任意の1ノードの障害時にも迂回路が保
証されるような手法を提案している.本研究は,無線移動体通信の重要な技術に着目しており,理論的検討とシミュ
レーションの両面から評価が行われていることから,内容の信頼性も高い.以上からDPSワークショップ2011から
の推薦論文に値する.

(3)
題目: 2耐故障RAIDの性能評価
著者: 中村祐司、上原稔(東洋大)
理由:
本論文では,多数のディスクから構成される大規模ストレージ環境における信頼性と高速性を備えた2耐故障の
RAID4RDPを提案し,著者らが開発したツールキット上に実装した結果について述べている.提案手法は,従来の
分散してパリティを格納する手法に対して,行パリティおよび対角パリティの双方を用いパリティ専用ディスク
にパリティを格納することで,ソフトウェアRAIDにおいても効率的に動作することが特徴である.本論文の提案
手法は,近年高まる大規模分散ストレージ技術の基礎研究として有用性が高い.また,評価実験により既存の手
法との優位性も示されている.以上から,本論文はDPSワークショップ2011からの推薦論文に値する.

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